男鹿半島ふるさとスクール 2024
LCAの新たな取り組みとして、これまでのサテライトスクールをバージョンアップした「ふるさとスクール」を10月16日~10月19日の秋休み中に開催しました。記念すべき第1回目は秋田県男鹿市です。
【ふるさとスクールとは】
「ふるさとスクール」とは、 親子で一緒に様々な土地へ出かけ、第二のふるさとを体験する学びの企画です。豊かな自然や高い文化・伝統・産業を誇る魅力的な土地に行き、現地の自然や地元の方々と直接触れ合い、そこでしか経験できない体験学習を行います。
【1日目】
集合場所は男鹿温泉郷。15:00にそれぞれのご家庭が新幹線・飛行機・レンタカーで集まってきました。
・ブラウブリッツ秋田によるサッカー教室
男鹿温泉郷から戸賀コミュニティセンターに移動し、体育館でブラウブリッツ秋田による親子サッカー教室を開催してもらいました。
・夕食会
男鹿市教育長、ブラウブリッツ秋田の選手も同席していただいての夕食会を行いました。
・石焼
男鹿の名物料理「石焼」の実演では、熱した石(男鹿の大地で取られる特殊な石)が目の前でだし汁の中に入れられ、瞬く間に沸騰し調理されていく様子を目のあたりにしました。豪快な漁師料理に子どもも大人も釘付けで、シンプルながらも素材の旨みが凝縮した味にも舌鼓を打ちました。
・なまはげ太鼓
夕食会の途中でなまはげが乱入。「わるいごはいねがあ」と子どもたちの席を回りました。そのなまはげが男鹿名物「なまはげ太鼓」を披露。迫力のある演技に魅了されました。
【2日目】
2日目は「火山と暮らしについて学ぶ、寒風山の石と水の恵み」をテーマに学習しました。
・寒風山
ジオガイドによる説明を受けながら、寒風山の火山活動の形跡や八郎潟の埋め立てによってできた大潟村など、男鹿半島の見事な景色を一望しました。また、みんなで絶景を眺めながら斜面を滑って遊びました。
・男鹿市ジオパーク学習センター
男鹿市ジオパーク学習センターでは、ジオガイドによるたくさんの実験を通して火山活動や男鹿の石について学びました。お弁当は男鹿の地域の旬の食材をふんだんに使った素敵なお弁当を食べました。
・滝の頭湧水地の散策
寒風山に染み込んだ雨水が数十年の月日を経て湧き出てくる滝の頭という湧水地。その神秘的な空気と静寂さ、美しさに癒されました。ジオガイドの案内で、かつて村ごとに水を分けていた分水嶺から水源までの散策をしました。綺麗な水とその豊かな環境に生息する動植物。カニやトンボ、バッタの姿に子どもたちも喜んでいました。
・稲とアガベの醸造所見学
稲とアガベのクラフトサケを作る醸造所を見学しました。クラフトサケという新ジャンルを切り開く稲とアガベ。社長自らの解説で想いの詰まった醸造所を案内してもらいました。
【3日目】
3日目は「①昔ながらの暮らしを体験し、その知恵や自然との付き合いについて学ぶ ②地域の伝承「なまはげ」について学び、自然と人との関わり、家族の絆を深める伝統行事について知る」をテーマに学習しました。
・北陽小学校の子どもたちと交流
男鹿市立北陽小学校の児童と交流をしました。なまはげ太鼓の披露と和太鼓を教えてもらう活動やフラフープを使ってのレクリエーション、なまはげのマスコット作りなど盛りだくさんの内容で歓迎をしてくださり、子どもたちは大喜び。思い出に残る交流となりました。
・稲とアガベの代表講演会
子どもたちが北陽小学校で交流をしている間、保護者の皆さんは稲とアガベの代表の岡住さんの公演を聞きました。男鹿という土地で、男鹿のまちづくりに奮闘されている起業家の岡住さん。その熱い想いと行動力にたくさんの触発を受けるお話でした。
・里暮らし体験塾
里暮らし体験塾で、昔ながらの羽釜炊飯でご飯を炊き、男鹿の塩だけで味付けをした塩結びと味噌汁、たたききゅうりを作りました。シンプルながらも素材の味が感じられる美味しいご飯をとなりました。その後、稲わらのリースづくりをしました。
・なまはげ館と伝承館
なまはげ館でなまはげについての展示を見て学習をし、伝承館で実際のなまはげが民家に来る再現を体験しました。方言で繰り広げられる迫力のあるなまはげの様子と妻子を守る家主の問答に男鹿に受け継がれている伝統と家族の絆を感じる体験となりました。
・畑作業
ブラウブリッツ秋田の選手が一緒に畑作業をしてくれました。みんなで協力してにんにくを植えました。
【4日目】
4日目は雨天のため予定変更し、「男鹿の海を知る水族館見学」をテーマに学習しました。水族館の裏側も案内してもらう貴重な体験もさせてもらいました。
ふるさとスクールは今後も日本全国で開催予定です。真の日本人を育成するLCAの理念に則り、日本の魅力を再発見し、親子で本物に触れる学びの機会を作っていきたいと考えています。