施設紹介Facillity
2015年に相模原市緑区橋本台に移転したLCA国際小学校の校舎は、ふたつのコンセプトをもとに建築家・松岡恭子氏とユニバーサル設計によってデザインされました。
・コミュニケーションが生まれる場
・行き止まりのない空間
安心とつながりを日常的に感じられる教室をはじめ、LCAにしかない魅力が校舎の中にたくさんあります。
校舎
子どもたちにとって学校という環境は家庭の次に多くの時間を過ごす場所です。その環境をいかに健康的なものにできるか、子どもたちが安心して通え、それぞれの能力を開発し伸ばしていけるものにするかがこの建築のテーマです。
子どもたちの健康面を重視した「光冷暖」を使用しています。風がなく静かであること、マイナスイオンが通常より多くなることで、子どもたちは集中して学習に取り組むことができます(平成26年度環境大臣表彰受賞)。
また、各教室は、日当たりの良いバルコニーでつながっています。大きな窓や奥行のあるバルコニーから校庭や空を眺めることができ、自然を感じながら勉強できる環境があります。
昇降口
教室への入り口。下駄箱で靴を履き替えると、LCA国際学園の校章をが目に入ります。
校内の各所に設定してある照明も特長があります。太陽光センサーによって、いつでも適切な照明で子どもたちをサポートします。
廊下
1階は「大地」の暖色系、2階は「自然」のグリーン系、3階は「空」のブルー系と、廊下には各階ごとにイメージされる色彩が設計されています。
また、壁面にギャラリー機能を持たせ、廊下を歩いていると本物の絵画に出会うことができます。芸術作品がいつでも手の届くところにあり、子どもたちの感性を育てます。
教室
各教室は、展示物や配置なども様々で、子どもたちや担任の先生がみんなで創り上げる、クラスの個性を発見することができます。
実習室
3階には、家庭科室、図工室、理科室などの特別教室に加えて、録音スタジオなどもあり様々な実習活動に取り組めます。
図書館
ライブラリー(図書館)は、心地よい開放的な雰囲気の空間で、バイリンガル機能を持つ学習センターとしても使用します。
日本語・英語を問わず、キーワードやテーマによって本を探すことができる新しい図書システムを導入しました。
ガレリアクラシコ
ライブラリーに隣接するミニ・ギャラリースペース「ガレリアクラシコ」では、西洋美術の作品が展示されています。定期的に展示も変わり、美術作品から西洋をはじめとする外国の歴史や文化を日常的に知ることができます。
ガレリアクラシコで興味を持った作品や歴史について、隣接するライブラリーでさらに知識を深めることができます。
体育館
体育館では、入学・卒業式をはじめLCAの様々な行事・イベントが開催されます。ここでも、子供たちの健康を考えた「光冷暖」を使用しています。
館内では、先生たちのルーツを示す様々な国旗が掲げられており、LCAでは国境・文化・言葉の違いを越えた教育が行われていることがわかります。また、画家の水野竜生氏によるLCAの子どもたちをテーマにした絵画を展示しています。
校庭
校庭に施されている人工芝の青々としたグリーンも、LCAの校舎の象徴のひとつです。子どもたちは体育の授業や休み時間に、おもいっきり身体を動かしてリラックスしています。