入学Q&AAdmission Q&A
LCA の考え方がわかる6つの質問入学を希望される方へ
はじめに
LCA 国際小学校に興味をお持ち頂きありがとうございます。 以下の 6 つの質問を通じて LCA の考え方に触れて頂くと、入学後の数年間で「子どもがどのように成長していくのか」、「親 と子の関係がどのように深まっていくのか」について思いを巡らすことの一助になると考えています。 LCA の考え方に共感いただければ、私たちはみなさまの将来にお役に立てると考えています。これらの考え方を基盤とした教 育を実現するために日々、実践と研究を積み重ね、最高の教育環境を提供させて頂きます。お気軽に説明会・見学会・相談会 にご参加ください。
質問1:LCA 国際小学校とインターナショナルスクールの最も大きな違いは?
LCA とインターナショナルスクールの最も大きな違いは、国が認めた学校であるかどうかです。 通っている児童はほとんどが普通の日本人で、国語の授業はもちろん全ての教科で文科省の指定の授業数をこなしています。 しかし、何と言っても一番大きな違いは、LCA 国際小学校は文科省の認可を受けた私立小学校だということです。そのため 日本の学校を卒業した証として卒業証書がもらえます。 英語イマージョン教育を実践しており、世界で活躍する国際人を育てることを目標としています。つまり、日本の文化・教 養をベースとした「日本人としての国際人」を育てていく環境を提供しているのです。
質問2:お子さまが「学校でいじめられている」と言っています。100% 信じますか?
子どもが都合の良いことを言うかもしれないという前提で、子どもの話をよく聞き、アドバイスをすることをお勧めします。 LCA 国際小学校は家庭における教育をとても大切にしています。子どもがその子らしく育つためには「子どもが家で『本当 のことを言える』環境をつくる」ことがとても重要です。 問題が発生したときには、子どもが家庭において本当のことを言える相手がいて、親が寄り添って聴き、解決の一歩を踏み 出せる支援を積み重ねていくことが、その子にとって生涯に渡る意思決定の原動力となります。 問題は誰にでもどんな子でも必ず起こります。LCA では、問題が起きた際の態度が解決に向けて前向きな発想となるように 家庭教育をサポートしていきます。「本当のことが言える」家庭を実現してきましょう。
質問3:塾に通わないで中学受験を乗り越えることが可能だと思いますか?
LCA 国際小学校は、学校だけの対応で可能であると考えます。先の質問と重なりますが、LCA 国際小学校は家庭における教 育をとても大切にしています。そのため、原則的に「塾に通うことを禁止」しています。中学受験に合格することも大切で すが、そのために家庭の時間を犠牲にすることは本末転倒だと考えています。 学校のみで解決するための方法として四谷大塚と提携し、受験対策を万全とするためのアフタースクールカリキュラムを備 えています。つまり、学校から帰って「塾に通う」必要がないのです。塾に通うためには「移動時間」を多く費やす必要が あります。LCA のアフタースクールは受験に必要なカリキュラムを移動することなく指導することが可能です。 また近年は英語利用入試を実施する中学校が格段に増えておりますが、LCA のアフタースクールでは各中学校の英語受験を 見据えた独自のカリキュラムを組んでおりますので、英語と他教科を上手く組み合わせた効率的な受験が可能です。 つまり、必要なことはすべて学校で終わらせて、家に帰ったら、家族と過ごす時間を大切にすることができるのです。
質問4:日々の授業について、お子さまを何人制のクラスで受けさせたいですか?
子どもが人間関係を培い、学力を伸ばすための環境としては「1 クラス 20 人程度」が最も適しています。LCA 国際小学校 は 1 クラス 20 人程度の少人数制のクラス編成を採用しております。 相手の話を聞き、自分の意見を述べ、問題解決や創意工夫を積み重ねていく環境づくりこそが入学後の数年間で子どもの自 己規範を高水準のものにしていく必須の要素だと考えています。
質問5:イマージョン教育をすると誰でも英語が話せるようになると思いますか?
話せるようになる子とそうでもない子がいます。単に英語に浸すイマージョン教育では話せるようになる子もいますが、消 極的で授業中にあまり発言をしない子などはあまり話せるようになりません。 英語を教えながら、口を動かす練習をする時間をつくるなど積極的に働きかけることで、どの子も話せるようになります。 この方法を LCA ではアクティブ・イマージョンと呼んでいます。
質問6:LCA 国際小学校に入学する上で、親の英語力をどの程度求めると思いますか?
担任からは英語で連絡がいきますが、返事は日本語でも大丈夫です。担任との面談も通訳が入りますので、心配いりません。 外国人の教師が責任を持って子どもたちを指導できるよう、担任を外国人教師にしています。教師の中には流暢な日本語を 話す教師もいますが、様々です。 どの担任になっても困らないように日本人の副担任もおりますし、必要に応じて通訳も入れられますので心配いりません。 英語が堪能ではない保護者が多く通われています。 お気軽に説明会・見学会・相談会にご参加ください。 私たちはみなさまの将来のために日々、実践と研究を積み重ね、最高の教育環境を提供させて頂きます。 是非、お気軽に見 学会や説明会にご参加ください。
入学Q&AEntrance Requirements
【入試に関するQ&A】
Q. 受験資格について教えてください。
A. 学齢に達していれば誰でも受験できます。
Q. 居住地に制限はありますか。
A. 通学が可能であれば、どこに居住していても受験可能です。
Q. 募集人数は何人でしょうか。また中途編入募集はありますか?
A. 1年生の募集は約54人です。中途編入は定員に空きがあれば受験可能です。
LCAは多様な価値観のある学校ですので帰国生にとっては違和感なく入学できる学校です。
Q. 入学試験の出願期間を教えてください。
A. 詳しくは募集要項を参照してください。
Q. 入学試験はいつ実施されますか?
A. 詳しくは募集要項を参照してください。
Q. 保護者面接はありますか?
A. はい、あります。30分程度の保護者面接があります。ご家族の様子を知るための面接となりますので特に準備はいりません。
なぜLCAを選ばれたのかをお伝えください。1人親家庭をのぞき両親と面接をさせていただきます。どちらかが事情があり面接期間に来られない場合はその旨、ご相談ください。
Q. 入試のために子どもが準備しておくことはありますか。
A. 特にありません。「素顔の入試」をモットーにしています。
聞かれたことに素直に答えていただければ十分です。模範的な回答をする必要はありません。素直に自分の気持ちや考え方、好きなことなどを言えたり、子どもらしく遊べたりすることが大切です。
Q. 受験に当たり、何か特別な準備が必要ですか。
A. 志願者のありのままの様子を知りたいと考えていますので、特別な準備は必要ありません。
Q. 幼稚園、保育園に通っていないことが合否に関係しますか。
A. 幼稚園、保育園に通っている、いないは合否に関係しません。
Q. 早生まれですが、入学試験に不利なことはありますか。
A. 生まれ月による有利・不利はありません。
Q. 保護者の離婚が受験の合否に影響しますか。
A. 保護者の離婚や死別を含む家族構成は受験の合否に影響しません。
Q. 今まで英語の勉強をしていないのですが、受験は可能ですか?
A. 入試では英語力をみることもありますが、入学後のことを考えての試験ですので、英語力だけで不合格になることはありません。入学後にお子さまが、楽しく通えるかを見させていただきます。
また、合格が決まった段階から土曜日や長期の休みなどを利用して、短期間で英語力を付ける教材やカリキュラムを用意しています。
入学後も英語の時間に、取り出し授業をしたりしています。さらに英語力を身につける必要のある児童にはアフタースクールでジャンプスタートというフォローアップを用意(別料金)し対応しております。
Q. 一般の幼稚園に在園しており、入学まで時間がない場合、どのように準備したらよいでしょうか?特に英語が不安です。
A. そのような方には土曜日に開いているウィークエンドプログラムやスプリングスクールで効果的な教材を用意していますのでそれを利用して頂くようにしています。
また、入学後はESLのクラスで取り出し授業を受けて頂いたり、アフタースクールでフォローアップのコースを取って頂いたりしています。
Q. 学費などの諸経費について教えてください。
A. 詳しくは募集要項を参照してください。
費用に関する補足をしますと、当校は株式会社立の小学校ですので、補助金を受けず、校舎を建てるに当たっても一切の優遇がありません。通常の会社と同じように税金を払っている学校となるため、保護者のご負担が大きくなっております。
その分、教育内容の自由度が高く、常に最先端の教育に素早く取り組む事ができることが最大の利点と考えています。
例えば、学校でありながら他の会社と組んで東京都英語村(TGG)の運営するなど、他校にはない教育環境を子どもたちに提供することができます。そういった意味で本当の私立学校であると言えるでしょう。
Q. 授業料や入学金について教えてください。
A. 詳しくは募集要項を参照してください。
【入学後に関するQ&A】
Q. LCA国際小学校の歴史や教育内容、行事、施設などについて教えてください。
A. LCA国際小学校のパンフレットやホームページをご覧ください。
Q. 普段、子ども同士の会話は英語ですか、それとも日本語ですか?
A. English Teacher (英語で教科を指導する教師)には英語で、日本語で指導する教師には日本語で話をするよう指導しています。
休み時間や廊下で聞こえるちょっとした会話などは、例えば外国人教師がいれば英語、日本人だけなら日本語と子どもたちで状況に応じて使い分けをしています。
Q. 4年生から英語の授業数が減るとのことですが、児童の英語力、学習環境に影響はありますか?
4年生から国語に加え、算数・社会・理科の一部は日本語で授業が行われます。
それは日本人として必要な日本語を用いた学習をするためです。英語のことだけを考えれば全て英語で実施する方が良いでしょう。
しかし、LCAが求めているのは「日本人として英語を使いこなし、社会で活躍する人材の育成」となりますので、英語だけ伸びれば良いとは考えていません。
また、高学年になって国語力がついてくると、日本語では話すことができるが英語では話すことが難しいという内容も増えます。日本人同士が英語でコミュニケーションをとる不自然さを感じる児童も現れます。
その意味では確かに高学年次において「英語で考え、話す」環境の維持は大変なことであると捉えられ、また、低学年次と比較すると英語に接する総時間は減っているかもしれません。
その点を踏まえて、高学年次には日常会話だけでなく、「文法」「スピーチ」「プレゼンテーション」「ディスカッション」「ディべート」等に注力しています。
卒業生からの報告では学校や大学受験の英語で苦労したことは無かったという声が大半です。
Q. アフターで宿題をみてもらうことはできますか?
担当教員の元、自学自習をして過ごす"お預かり"というプログラムの中で、宿題に取り組むことができます。(必ず終了させるプログラムではありません)
Q. 長期休みに預かってもらうことはできますか?
スプリングスクール、サマースクールとして預かることができます。ただ、お盆休みなど、預かることのできない期間もあります。期間については別途ご確認ください。
Q. フードアレルギーについて、除去食の対応はできますか?
対応していません。
Q. 消極的な子にはどのように対応していますか?
最も重要な方針として、「何を言っても大丈夫。」といった、笑われたり冷やかされたりすることはないという環境を作ることです。
その環境のもとで、「英語を発話する」機会とそれを促す独自の教材を開発し使っています。
Q. 学校の指定物はありますか?
通学用バッグ、体操着、帽子があります。それぞれ学校指定物として必ず使用していただいています。
【教育方針や理念に関するQ&A】
Q. 日本人に合わせた英語指導とはどういうことでしょうか?
「欧米の子ども達が英語を学ぶこと」と「日本の子ども達が英語を学ぶこと」は、その方法やプロセスが異なると考えています。
例えば、「日本人の気質」や「日本語という言語」が影響していると考えられます。
そのため、海外の教材やメソッドをそのまま日本に持ち込んで使っても上手くフィットしません。
LCAにおいても過去にアメリカの英文法の教材を使用していた時期があります。
しかし、「ネイティブが使うグラマーのテキスト」を「ネイティブではない日本人」が使っても大抵の場合はうまくいきません。
ネイティブは文法を習わなくても会話に不自由しませんが、日本人は文法の力を借りて文章をつくらないと話すことができません。
生活の中で、学校でも家でもあらゆる時間を英語だけで過ごすといった、十分な時間をかけることができれば、自然に頭の中で文法ができあがっていくことは可能です。
しかし実際にはLCAのような英語イマージョン校でもそこまでうまくいくとは限りません。
そこで「文法」を指導することになります。
日本人が一番理解しやすい方法は、日本人が今まで使ってきた文法の指導法です。
不定詞や関係代名詞などをきちんと学ぶことで、正確な英語を使えるようになります。
LCAでは日本式の指導法を英語にしたテキストを独自に制作しています。
英検受験でも、大学入試でも、途中で転校して日本の中学や高校に入っても、英語を使うことで困ることはありません。
また、日本人の学習方法の傾向として、「習った英語を声に出す」機会がとても少なかったために英語を話すことのできる人もとても少ない状況となっています。
つまり、繰り返し発話するシステムが必要となります。
そのような日本人を対象にした「習った英語を声に出す」ことのできる教材を作り、教え、練習しながら英語に浸される環境を整えているのがLCAのアクティブイマージョン教育です。
Q. 日本式の教育をしているのに自己肯定感は育つのでしょうか?
教科は日本式に指導しておりますが、指導しているのは外国人教師です。
つまり、子ども達は異文化に毎日触れることになります。この「異文化に触れること」から学び、育っている面が多いと感じています。
「日本式の指導」も「外国人教師」により指導が行われると通常とは異なり、自己肯定感の育成に寄与していると考えており、日本人の指導とは同じにならないことが我々も興味深いと考えています。
Q. 児童の進学先について、海外の大学を目指す子を育てるのか、それとも日本の大学を目指す子を育てるのか?教えてください。
大学進学が近づいた段階で、まず、自分のやりたいことを学べる大学があるのかを探してもらいます。
そして、その大学が日本にあるのか、それとも海外にあるのかを調べます。
つまり、どちらを目指すという話ではなく、「自分のやりたいことを学べる大学」に進学する力をつけることを念頭においています。
そのため、早い段階から理由もなく海外の大学だけを向かせるような教育はしておりません。
【卒業生に関するQ&A】
Q. LCA国際小学校の卒業生の卒業後の進路を教えてください。
毎年ほとんどの児童が私立の中学を受験し、進学しております。
LCAと同じような英語環境のある中学に進学する児童もいれば、英語にこだわらず、行きたい学校がありその中学に進学する児童もいます。 最近は英検などの英語の資格を受験に要求する学校も増えてきており、英語力を活用して合格しているケースもあります。
年1回卒業生がLCAに集まるフレンズデーで様子を聞くと、どの学校に進学した生徒も進学先の学校に誇りを持って通っているようです。
LCAは通塾禁止ですので、どの子も学校の授業や放課後の受験指導で実績をあげています。 LCAが通塾を禁止しているのは、どんな理由があろうと小学生が夜間に子どもだけで街を歩いているのはおかしいと思うからです。 小学生のうちは家庭での時間を大切にし、習い事をするのであればスポーツや芸術系のものにして欲しいと思うからです。
進学実績や卒業生の活躍の様子は下記の「Q. LCAの卒業生(1期生や2期生)の様子について教えてください。」や、「LCAの実績」「卒業生の声」を参照してください。
Q. LCAの卒業生(1期生や2期生)の様子について教えてください。
1期生は2018年時点で大学2年になっています。1期生は報告のある限り日本の大学に進んでいるケースが多いようです。東大、早稲田、慶応、上智、農工大など難関大に進学していますが、私が一番嬉しいのは「自分で進路を考え、自分の選んだ進学先に進んでいること」です。
2期生の中には社会的に活躍している卒業生も出始めています。
広尾学園アドバンスドグループ、インターナショナルコースに進学した卒業生の渡辺優太郎さんは、「MITやYale大学の講義を翻訳して、日本人へ向けて配信したことが評価され文部科学大臣賞を受賞」、「ユニリーバ、アサツーDKと共にDoveのイメージ映像を制作」、「Tokyo Sandboxで優勝」と自分の取り組みたいことに果敢にチャレンジし、成果を残しています。
彼は2018年時点で大学1年生ですが、アメリカの大学4校(うち2校からは奨学金のオファー付)、イタリアのBocconi Universityに合格し、ヨーロッパでビジネスを学べる最高峰の大学であるBocconi Universityに進学しました。
小学校時代はマイケルジャクソンのパフォーマンスが大得意で好きなダンスに力を注いでいたことをよく覚えています。LCAでは好きなことに没頭できる環境づくり、指導方針を大切にしており、本人がそれを楽しみ、心身の成長とともに目に見える成果に結びついていったのだと思います。
ご紹介したのはごく一部ですが、どの卒業生も「自分で考え、進路を自分で選んでいる」ことは共通点として挙げられるのではないかと思います。
また、卒業生同士のアルムナイが結成され、LCAの卒業生同士のつながり、世界中で活躍するネットワークが形成され、各自の実現したいことの後押しとなり、LCAを学び舎として選択することが児童の将来を支える財産となるよう支援しています。
卒業生に関する紹介ページがございますので参照頂ければと思います。
【将来構想に関するQ&A】
Q. LCAの中学・高校は設立されないのでしょうか?
私どもの長年の願いであり、児童・保護者の願いでもあります。
ただ、私どもだけでは実現が難しいので、共に実現するパートナーを探しています。中学・高校となると校庭の面積もかなり必要なので、土地を探すことも大きな課題の1つです。
現在前向きに活動しており、可能性のある話もありますが、いつまでにできるという期日は申し上げられない状況です。
ただ、LCA国際学園の卒業生をぜひ受け入れたいという中学は年々増えています。英語も日本の学習もできるLCAの子どもたちは、中学から見ても魅力的な存在なのです。
LCA国際小の児童は帰国生入試を受験できたり、その他英検などの資格を利用して受験したりと、「1日のうち何時間も夜中まで勉強する、家族との時間を犠牲にする」といったいわゆる「中学受験」という大変な思いをしないで、進学することも可能です。
そのため、「家族ぐるみで大変な思いをしなければ中学受験は受からない」という考えではおりません。
中学受験をさせたくないから一貫校を選ばれる方もいらっしゃいますが、小学校入学の段階で中学や高校まで決まってしまうより、じっくり自分に合った学校を選ぶ力をつけ進学するということも子どもの可能性を広げる良い方法だと考えています。
また、受験の際の面接試験では、表現力や個性の輝くLCAの児童は様々な理由から大変有利であったと報告も受けています。
【指導体制に関するQ&A】
Q. どのような外国人教師を採用しているのでしょうか?
最も重視しているのは人間性です。また、子どもとコミュニケーションが上手くとれる教師を採用するように心がけています。
自国で教員養成課程を取っている教員としての指導経験のある教師には魅力を感じていますが、日本の免許を取るように支援しています。
例えば、アメリカでは「自国で指導をしないままいると免許が失効する」ことがあり、外国人教師の長期定着を難しくしている要因でもあります。
また、ALTとして日本での指導経験をもち、日本の教育のこと、保護者や子どもの特性などを知っていることも重視して採用しています。
Q. 外国人教師の教員免許はどうしているのでしょうか?
認可を受けた私立学校であるので、教員免許は必須です。
日本の教員免許を取得することを条件に臨時免許を出してもらっています。
LCAでは、外国人の教師が自国のことを教えるのではなく、「日本の教育を教える」という点を大切にして環境づくりに取り組んでいます。一方で外国人教師のほとんどは「日本の教員免許」を有していません。
そこで、LCAでは、外国人教師のために日本語を指導する教師を雇い、外国人教師が日本語検定2級を取得できる語学力に達した時点で通信制の大学に通い日本の教員免許を取得します。
現在までに3名、オーストラリア人、アメリカ人、フィリピン人が日本の教員免許を取得しています。
教師のやり甲斐は責任と裏腹です。免許を持った日本人の教師がいて、英語の部分だけ教える教師では、本気で教育をしたい教師には物足りないのです。
LCAでは外国人に免許を持ってもらい、担任として責任を持って指導をしてもらっています。
Q. 外国人の担任は1年間を全うできているのでしょうか?
日本人とは全く違う価値観を持っているので、学年途中での退職もあり得ます。しかし、同じようなイマージョン校における外国人教師の中では定着率は良い方だと考えています。
Q. 外国人の担任で日本の子ども達の心の問題に対処できるのでしょうか?
高学年になってくると子ども達の心の問題を外国人の教師だけでは解決できないことが確かにあります。
特に中学受験をする子どもの心理はなかなか理解できないという問題があります。
そこでLCAでは、日本人の副担任を置いて、担任と副担任がチームで対応するようにしています。
ただし、いわゆるチームティーチングでは、児童も保護者も日本人を頼ってしまい、外国人教師のやり甲斐が損なわれることがあります。
それを踏まえてLCAでは、外国人の担任がやり甲斐をなくさない工夫をしながら、外国人の担任と日本人の副担任が協力して児童・保護者に対応しています。
全国に前例がないことで苦労はしておりますが、年々良い方向に向かっております。