小学部のエントランスに壁画が完成!除幕式を開催しました
LCA小学部のエントランス(昇降口)に壁画が展示されたことを記念して、2月27日に除幕式が開催されました。
式には、制作をしていただいた女子美術大学の方々や報道各社をはじめ、子どもたちを代表した6年生、先生や役員が参加しました。
■山口学園長の挨拶
まずは、新校舎が創られた2015年から今回のプロジェクトを企画した、山口学園長の挨拶から始まりました。
山口学園長は「LCAはどんな学校か?言葉では<日本人としてしっかり勉強する、英語を使って世界で活躍できるようになる>などが言えます。しかし、言葉がなくてもLCAはどんな学校かをプレゼンテーションできるように、西洋と東洋(日本)のつながりを象徴する壁画を作ることにしました」と壁画を制作するに至った経緯を説明しました。
また「女子美術大学とLCAは、相模原市という同じ地域にありながら繋がっていませんでしたが、ギャラリー桜の木さんという画廊の協力により、ご縁をいただき壁画の制作をお願いすることができました」と、壁画が完成した喜びと感謝の気持ちを伝えました。
■女子美術大学 常務理事・五十嵐義明氏の挨拶
五十嵐常務理事のお話によると、本プロジェクトについて山口学園長の芸術への取り組み方や考え方に共感し、小学校(初等教育)と大学(高等教育)の連携が初めて実現したそうです。
「日本人としてのアイデンティティを持って、自分の意見を主張した大人になってほしい」とLCAの子どもたちに向けたメッセージもいただきました。
■除幕セレモニー
いよいよ除幕!学園長、校長、6年生の子どもたちが紅白の紐を引いて、遂に壁画作品がお披露目となりました。
LCAのエンブレム(校章)を中心として、西洋を象徴するアレキサンドロス大王と、東洋としての日本を象徴する高松塚古墳の壁画。除幕式に参加した6年生代表の子どもたちと記念撮影を行いました。
その後、LCAホールでは、全校児童と先生たちが集まりアセンブリーを実施しました。
■5年生による壁画の解説
作品が完成する前に、女子美術大学へ訪問して取材を行った5年生(G5)から、取材の様子と壁画の解説についてプレゼンテーションがありました。
右の作品「高松塚古墳」は、日本人の象徴であること。また左の作品「アレキサンドロス大王」西洋と東洋をつないだ大王で西洋の象徴であることを解説しました。
■制作者(女子美術大学・大学院生)の挨拶
壁画を制作していただいた太田晴子さんと若松はるかさん(共に女子美術大学 美術研究科美術専攻博士前期課程に所属)に挨拶をしていただきました。
アレキサンドロス大王を制作した太田さんは「今回の作品では、今まで使ったことがない絵材を使えたことが、自分にとっての制作の幅が広がったのでよかった」と、高松塚古墳を制作した若松はるかさんは「高松塚古墳は、現在も日本の象徴としての文化財。玄関に飾るということで、毎日の生活の中で意識しなくても観てしまう作品を意識して制作した」と作品に対する思いを述べていただきました。
早速、子どもたちや先生が壁画の作品を鑑賞。LCAを象徴するこの作品が、毎日の学校生活の中に溶け込んでいくことでしょう。
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