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「消費期限が長い牛乳と短い牛乳、あなたはどちらを買いますか?」Assembly by Mr.Imai

アッセンブリー

今井洋介参与は今年度、「世界の見方を変えてみよう」というテーマでAssemblyをしています。

今回は「選択と繋がりについて考える」をテーマに、Food Waste(食品ロス)について、子どもたちに話をしました。

世界で生産される約40億トンのうち約1/3が破棄されているという現実。

中でも食品に纏わる生産と廃棄の問題は、私たちに様々な疑問を投げかけます。

世界には8億人の飢餓の現実がある中、それを援助しても余る量を、日本だけでも廃棄しているという現実。

(援助に必要な量は約420万トン。一方、日本で廃棄される量は約570万トン。)

食の不均等という世界が抱える問題について、アフリカの飢餓の現実も動画を見て感じながら、皆で思いを巡らせました。

Food Waste(食品ロス)が環境問題にも大きく関わっていることには、子どもたちも驚いていました。

食品廃棄物から排出される温室効果ガスの量は自動車と肩を並べるほど多く、飛行機よりもずっと多いということ。

燃やさずに直接埋めた際には、二酸化炭素の25倍以上の温室効果があるとされるメタンガスを発生させ、世界規模ではこのことも大きな問題になっていることなど、多くの子どもたちにとって新しい驚きのようでした。

Food Waste(食品ロス)の問題は、生産と消費、経済にかかわる様々な事柄に跨る問題なので一筋縄では行きません。

しかし、そういった「繋がり」の中に私たちの今の生活が成立していることを知るということは、この先にある未来を「選択」することに繋がります。

毎日の生活の中の一つ一つの「選択」が未来に繋がっていくことを、私たちは知らなければなりません。

「消費期限が違う2つの牛乳、あなたはどちらを買いますか?」の質問から始めた今回のAssembly。

コンビニでおにぎりを買う時、給食を食べる時、家で料理をする時、毎日の様々な生活の場面で、その選択から繋がるその先に世界の現実と未来を想像できたなら、私たちは大きな一歩を踏み出したことになります。

子どもたちにそんなきっかけを与えられていたら嬉しいです。

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