ミニコンサート~ソプラニスタ 木村優一様~
9月3日、ミニコンサートを実施しました。
毎年恒例のこの行事。外部から有名な音楽家の方をお招きして、子ども達が”本物”と触れ合える濃密な時間です。
今回はソプラニスタ木村優一様と、ピアニスト大山泰輝様がLCAにお越しくださいました。
奇跡の声を持つソプラニスタと呼ばれる木村優一様。
そもそもソプラニスタというのは女性のソプラノ音域をもつ男性ソプラノ歌手のことです。
日本でも数人しかいないというソプラニスタ。「男性だけど女性の音程と同じ高さで歌う」と説明されて子どもたちは戸惑っていましたが、歌声を聞いてびっくり!
とても高く透き通るような声です!
第一声を聞いた子どもたちは、「ええ!?!?」と驚きの声を上げていました。
夏休みに子どもたちがテレビで見たであろう、千と千尋の神隠しの『いつも何度でも』。
日本の学校でよく歌われる伝統曲『赤とんぼ』。
子どもたちが大好きなディズニーの美女と野獣の『Beauty and the Beast』。
他にも素敵な歌を沢山歌ってくださいました。
知っている曲が流れると、喜んで聞き始める子ども達。
「赤とんぼ」は「歌詞を知っている子は一緒に歌って!」と言われていたのに、子ども達は思わず聞き入ってしまい口を開くのを忘れている様子でした。
曲の合間には生い立ちをお話してくれました。
幼いころに母がソプラノで子守唄を歌ってくれて、それを真似するうちにソプラノの声が出るようになった。
また、海外の映画を沢山見せてくれて、その歌や台詞を意味が分からないながらも真似するうちに英語で歌うのが好きになったそうです。
中学生になって周りの子が声変わりの時期になると自分の高い声が気になりだしたそうですが、当時の先生に歌を聞いてもらったら褒められたそうです。
みんなの前でも歌ってごらんと言われて歌ってみると、周りのみんなにも認めてもらえて自信を持つことができた。
高校の音楽の先生もソプラノの声が活きるように練習に付き合ってくれて、無事に声変わりを乗り越えられました。
大人になった後に音楽を続けようか悩んだときは父が、「どんなに大変でも、お前の代わりはいないから続けろ」と言われ、辛い時期を乗り越えることができたそうです。
LCAには様々な特技や習い事をしている子ども達がいます。だからこそ自分に当てはまるような話もあるのか、真剣に話を聞いていました。
今日のお話を、ぜひこれからの人生に活かしてほしいです。
最後は子ども達からお礼の花束が渡されました。
1時間という短い時間でしたが、とても濃密な時間でした。
ぜひご家庭でもお子様の話を聞いてあげてください。
最後になりますが、とても素敵な時間を子ども達に与えてくださった
木村優一様・大山泰輝様
本当にありがとうございました。
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